前回の記事と同じく、昨年(2021年)10月のペットフード協会の
犬猫飼育実態調査では、動物病院へ受診する回数も調査しています。

その調査結果によると、
Ⅰ年間に動物病院を受診した回数は、犬では平均は4.70回でした。
さらに年齢別にみると、受診回数の平均は0歳では3.82回、
1歳から3歳では3.91回、4歳から6歳では3.70回、7歳から9歳では3.85回、
10歳から12歳では6.76回、13歳以上では6.85回になっています。

4歳から6歳時では、受診回数が最も少なくなっていますが、
その後受診回数が増え、13歳以上では受診回数が最も多くなっています。
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同様に猫では、平均すると年2.25回でした。
年齢別にみると0歳では4.10回、1歳から3歳では2.12回、
4歳から6歳では1.99回、7歳から9歳では1.67回、
7歳から9歳では2.24回、10歳から12歳では2.44回、
13歳以上では2.67回となっていました。

7歳から9歳時では、受診回数最も少なくなっていますが、
その後受診回数が増え、13歳以上では受診回数が最も多くなっています。
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猫の受診回数は0歳では、犬よりも多いですが、
1歳以降になると、ほぼ犬の1/2以下になっています。

これは狂犬病予防注射は犬のみに行われていることや
フィラリア予防が猫では非常に少ないこと、
皮膚病が猫では少ないなどが影響していると思われます。